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■Q 子宮がんの検査で再検査(要精密検査)になりました。再検査(精密検査)ってどんなことをしますか?
【子宮頸がん】の場合と、【子宮体がん】の場合と分けて解説します。
◆子宮頸がん検診で異常があったときは?
膣(ちつ)部拡大鏡診で、顕微鏡下で診察します。子宮に「がん細胞」があるかどうかを子宮膣部に酢酸(さくさん)をかけて、白質の量が多い「がん細胞」が、白く変色するか、あやしい部分があるかどうかを確認します。
この部分をねらって組織をとり、顕微鏡検査で「がん」かどうかの判別をし、どの程度の進行状況か検査します。
これは外来で簡単に出来る検査です。
「再検査(精密検査)が必要」とされた女性の90%が異形成と呼ばれる「前がん病変」の状態です。
つまり、90%に人は「がん」ではない状態だということです。
ですから、多くの場合は手術の必要はなく、異形成は消えてなくなるものもありますので、心配しないで主治医の指示に従って下さい。
◆子宮体がん検診で異常があったときは?
子宮体がんの場合は、直接目に見えない部分ですので、内視鏡検査をします。
麻酔をかけた上で、子宮内に子宮鏡を挿入して疑わしい部分の組織をとって、病理検査に出します。
子宮体がんの細胞は、カリフラワー状で色調も異なり、病理検査ですぐに判断可能です。
子宮体がんのも多くは、過形成と呼ばれる「前がん病変」の状態で済み、これも手術の必要のないものが多いです。