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■Q 子宮がんの検診はどれくらい正確なの?子宮がんを予防できるの?
子宮がん検診が正確かどうかは、子宮頚がんと体がんで異なります。
◆子宮頚がん検診の正確さは?→ほぼ100%確実と言っても良いでしょう。
子宮頸がんの原因とされているヒトパピローマウィルス(HPV)は性交渉により感染するので、他の癌と比べ発症する年代が若い世代にも及び、20代で発症するケースもあります。
よって20代からの定期的な子宮がん検診は有効となります。
しかも子宮頚がんは、ほかの「がん」と違って、「発がん」までの状況が最も良く分かっている「がん」です。
検診では、「がん」があるかどうかだけでなく、「がん」の一歩手前の「前がん病変」(放置するとがんに変わっていく可能性のあるもの)があるかどうかやその進行度を推定することもできます。
◆子宮体がん検診の正確さは?→検査の方法によって成績が異なりますが、90%程度と思います。
子宮体がんの検査は、「がん」があっても異常なしとされることが10%程度あると言われていますので、注意が必要です。
ただし、性器出血の有無や内診・超音波の検査を一緒にやることで、それ程見逃しがある訳ではなく、子宮鏡検査では、100%診断可能となります。
欧米では、多くの国で子宮頚がん検診の研究が行われ、いずれにおいても死亡率の低下に大きく影響を与えており、検診の有効性が証明されています。
また、日本でも検診によって子宮頚がんの減少効果を認めています。
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